リウマチの初期症状
リウマチの初期症状として最も一般的なのは、朝のこわばりや関節の腫れ・痛みです。
特に手の指の第2・第3関節、手首、足首、足の指が腫れている場合、それが1箇所以上であれば、リウマチの可能性が高いと言えます。しかしながら、これらの典型的な症状以外にも、痛みが移動する、しびれる、重だるさ、膝に水がたまるなど、多種多様な症状が現れる場合があります。
リウマチに似た症状
両手のこわばりや疲れやすさ、微熱が続くなどはリウマチの初期症状として典型的ですが、これらの症状は特に中高年の女性においては、女性ホルモンの影響などでリウマチ以外の原因でも起こり得ます。そのため、このような症状があってもすぐにリウマチであるとは断定できません。
リウマチの発症原因
リウマチの発症原因は未だに完全には解明されていませんが、リウマチになりやすい体質(つまりリウマチ関連遺伝子)が原因の約40%を占めていると考えられています。また、喫煙や歯周病、肥満、アスベストなどの環境因子が複雑に関わり、自己の免疫システムが誤作動することで組織に炎症が生じ、それがリウマチの発症につながります。
リウマチ症状のきっかけ
リウマチの症状を引き起こすきっかけとして、関節の使いすぎ、外傷、ストレス、疲労、出産、ウイルス感染などが挙げられます。これらの要因により免疫反応が滑膜を刺激し、滑膜炎や滑液の増量(関節の腫れ)が起こります。これが炎症を継続させ、軟骨や骨に波及することで骨破壊へと進行します。