膠原病
膠原病のグループに入る疾患
膠原病は全身的な症状を引き起こすものから、皮膚限定のものまで幅広い病気を含みます。厳密な定義は存在しないものの、次に挙げる疾患が一般的に膠原病のグループに分類されます。
当院の対応疾患
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス
- 全身性強皮症
- 多発性筋炎/皮膚筋炎
- 混合性結合組織病
- カプラン症候群リウマチ熱骨粗鬆症アミロイドーシス
特定疾患として認定される膠原病
以下の疾患は、国の難治性疾患克服研究事業により、治療費の補助を受けることができる特定疾患に指定されていますので、担当医とご確認ください(疾患重症度によっては補助が受けれない場合があります)。
- 全身性エリテマトーデス
- 全身性強皮症
- 多発性筋炎・皮膚筋炎
- 混合性結合組織病
- ベーチェット病
- 結節性動脈周囲炎(結節性多発動脈炎・顕微鏡的多発血管炎)
- 大動脈炎症候群(高安動脈炎)
- ウェゲナー肉芽腫症
- 悪性関節リウマチ
- シェーグレン症候群
- 多発血管炎性肉芽腫症
- 成人スティル病 など
膠原病の分類は流動的
膠原病の分類は流動的で、医学の進歩に伴い、新たに膠原病に分類される疾患が出現する一方で、一部の疾患は膠原病から外れることもあります。
特定疾患の医療費補助制度
特定疾患の認定は、疫学、病因、治療などが重点的に研究されています。認定の申請書類は最寄りの保健所で入手可能で、認定が下りれば重症度に応じて医療費が免除されます。ただし、制度は国が制定しているものの、具体的な運用は各都道府県が担当しており、地域により補助の対象となる疾患が異なる場合もあります。また、認定基準や介護保険との関連性から補助金の見直しが行われる可能性もあるため、詳細は主治医に相談してください。
引用元:慶応大学病院
https://www.hosp.keio.ac.jp/annai/shinryo/rheumat/