関節リウマチ

リウマチ因子(RF)陽性について

リウマチ因子(RF)のテストが陽性となったとしても、必ずしもリウマチとは限りません。健康な人でも、約3%が陽性となります。特に、高齢者や女性では陽性率が更に高くなります。一方で、実際にリウマチを患っている人の中でも、全員がリウマチ因子陽性となるわけではなく、発症時において約70%の人が陽性となります。

陽性判定後のアクション

リウマチ因子陽性であっても、すぐに治療を開始する必要はありません。特に、関節の症状が全くない場合は、そのまま様子を見ることが推奨されます。一方、関節痛や他の症状がある場合は、リウマチに進行する可能性を調べるために、リウマチ専門医で抗CCP抗体の検査を受けることを検討してください。

治療に備えて

リウマチの治療が必要となる可能性を前提として、家族・親戚に同じ症状の人がいないかをを確認したり、以前にも同じ症状(誘因のない関節痛など)がなかったかを確認しておくと良いでしょう。

また手洗いうがいの励行で感染症を予防しましょう。これは、リウマチの治療薬であるMTXの副作用を軽減するためです。